自作無料ゲーム「戦国風表計算野球」を自ら遊んだプレイ日記。
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Posted by 納豆城 護
 
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中世のなかに生まれた近世
戦国の話 >>

最近読んだ本っていうと、

上京アフロ田中の6巻です。
高校アフロ>>中退アフロ>>上京アフロ
と出世魚のような、大河ドラマっぷり、
「北関東ギャグ」というコピー(てか、加須)に惹かれて
買い始めて、ずいぶん経ちました。
安定した脱力ギャグにいつも癒されています。

じゃ、戦国系で何か読んでないの?っていうと
小野善鬼の剣豪小説以来ご無沙汰。
なので、昔読んだ一冊を、記憶を頼りに想い出してみます。

中世のなかに生まれた近世 (中世史研究選書)中世のなかに生まれた近世 (中世史研究選書)
(1991/05)
山室 恭子

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あー、やっぱ「ノーイメージ」だわ。
古風な日本史学会にあって、「絵本の歴史書」と先生がたの批判を
浴びながら、サントリー学芸賞を受賞した一品。

「東のくにをおさめていたのは、りんとしたきしょうの黒の王さま、
西のくにをおさめていたのはおだやかでいつくしみぶかい白の女王さまでした」


という冒頭の文章。
吉川弘文館の中世史研究選書シリーズとは思えない、この出方。
こりゃ、恰好良いな、アナーキーだな、と当時思いました。

この頃珍しかったPCを使った論文で、
戦国大名の発給文書をデータベース化しています。
そこから戦国大名の政庁機能における命令下達のコミュニケーション方法、
情報伝達に関する分析を展開してます。

とか言っておいて私の頭は多くを覚えてません。
ニュアンストークで、ごめんなさい。

激しい黒の王さまとしては、親を追放した武田晴信が端的な代表例でしょうけど、
ここでは後北条氏クローズアップされてます。
手間のかかる花押から、バンバン発給できる印判状への変遷。
後北条のシステム化された発給システムは、当時の人たちには
著しく「デジタル」的に、いや「IT革命」に思えたのでは。

いまだに会社にもありますね、
「メールを送りつけてきて、こんなむちゃな指示だされても」とか、
「メールの後にさ、せめて電話で一報欲しかったな」とか、
「お電話したらお留守でしたので、メールで失礼いたしますが、、、」とか。
冷たい情報伝達へのアレルギーは、新しく出現したメディアに対し、特に激しい。
戦国時代なんか特にそーでしょう。

ここで思ったのは、後北条氏という組織の新しさ
「冷たい」と言われようが何だろうが、良いと思ったことを断行できるのは
やはり新しい組織の方がやりやすい。
戦国では織田信長の革新性が目立ちますが、
早雲以来、旧態依然の鎌倉公方・上杉管領家に
喧嘩を売り続けた、新興:北条家の
政治体としての、独自性。

結構、痛烈に感じた一冊でした。
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Posted by 納豆城 護
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thema:歴史 - genre:学問・文化・芸術


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