自作無料ゲーム「戦国風表計算野球」を自ら遊んだプレイ日記。
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Posted by 納豆城 護
 
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『戦雲の夢』 ~長宗我部盛親
戦国の話 >>

ちょっと前に読みました。


新装版 戦雲の夢 (講談社文庫)新装版 戦雲の夢 (講談社文庫)
(2006/05/16)
司馬 遼太郎

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むか~~し。学研の歴史群像4「関ヶ原の戦い」に
B4くらいの関ヶ原布陣マップが付いてて、
じ~~~~と睨んでたもんですが、
南宮山の向こう、吉川広家のそのまた向こうに、
長宗我部「盛」親が ポツン と居て、
四国の、あれ?元親じゃなかったけ?盛親?子供か?
と戸惑ったことがあります。

***

司馬遼太郎は『夏草の賦』で、
土佐の出来人、長宗我部元親が
期待の嫡男:信親の死後、腑抜けになっていく様子を
描いてました。

『戦雲の夢』では、長宗我部氏のその後を描いています。

元親、もう絶対死ぬぞ、ってな状況でも、実権を渡さない。
その辺をよく汲んであげられる、ロビー活動ができる家臣もいない。
そもそも四男盛親を嫡にすることが、
吉良親実が腹切らされたり
兄さんの津野親忠が不穏な動きを見せたり、
多くの火種を家中に残している。

武田信玄>>勝頼 以上に
引き継ぎうまく行ってないです。

あと、元親は腑抜けになりましたが、
盛親の方はやる気がありません。
この作品の軸です。

大器だが、その気がない。
それで関ヶ原後、地元じゃ浦戸で必死に反抗してるのに、
盛親はあっさり改易されます。

ただ実際のところは、
元親の死、関ヶ原、親忠の殺害、改易、軟禁生活、先生。。。。
と怒涛の運命にさらされて呆然
としてただけなんじゃないですかね?
やる気がないというより。

戦国まっただ中なら、
バタバタと家を継ぎ、返す刀で
バッタバッタと敵を切り倒して、かえって家名をあげる。

でも近世初頭のこの頃は、そんな武勇よりも、
どっちにつくか、の高度な博打感と
中央政界とのコネクションが重要
になってくる。

ワンマン社長から、あんな最悪の引き継ぎを受けて、
急に高度な政治的駆け引きをやれ、と言われも無理な話じゃないでしょうか。

***

大坂の陣で、盛親人生唯一の戦場での見せ場がやってきます。
寂しいですね。
大坂の陣、全体的に言えることですが、
「戦国」が完全に終わる瞬間だからでしょう、非常にさびしい。

だからこそ、昔から真田幸村や後藤又兵衛、長宗我部盛親が
もてはやされるんだと思います。

***

あー。
で、作品としては面白かったです。
盛親が人間臭い。
この手のモチベーションあがんねー。という気分、親近感湧きます。
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Posted by 納豆城 護
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[戦国

thema:歴史 - genre:学問・文化・芸術


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